ビロードの技術
輪奈ビロードは、針金を織込み織上がった後にその針金を引抜き輪奈(ループ)状にする有線ビロード です。また、有線ビロードには単に針金(銅線)を引抜き輪奈にする輪奈ビロードと、針金(銅線)を 引抜く前に輪奈(ループ)をカットして毛羽立たせる毛切り(本天)ビロードとが有ります。さらに、 ジャカード(紋紙)を使って組織し紋様を作り出すジャカード織の手法を用いています。部分的に毛切 りしたりする事で変化をだし様々な紋様を構成します。
タケツネでは・・・・ 昭和48年頃、オイルショックでインフレが加速した為に、従来の製織方法(有線輪奈ビロード)では価格 が合わなくなり、銅線の代わりにレーヨンを銅線と同じ太さに合燃糸して、それを使い連続して織り出 せるように機械改造を始めました。 しかし、レーヨン糸を銅線代わりに織り上げた輪奈ビロードでは、どうしても有線(銅線)で織り上げ た輪奈ビロードの商品価値には勝てませんでした。そこで、他に銅線に代わる物を模索する事となり、 ナイロン・ビニロン、モノフィラメントと色々試してみましたが、ナイロン・ビニロンでは高価で、尚且 つ抜き去った心材を廃棄しなければならないという理由であきらめました。 結局、ナイロン・ビニロンと同じく抜き去った後は, 魚網用に再利用されます。それ程高価でも無く 、有線(銅線)に遜色ない輪奈ビロードが織れることから、「ポリエチレンモノフィラメント」にて製 織しています。もちろん、銅線を使用する有線ビロードも織る事ができます。
現在、弊社での主力商品は、輪奈ビロードコート地の白生地です。しかし、“コート地だけでは駄目だ “と考え、浜ちりめん地に輪奈ビロードで柄を出し織面に変化を持たせた「ちりめんビロード」を開発 しました。 「ちりめんビロード」は、浜ちりめんと輪奈ビロードの双方の良さを兼ね備えた、とても軽く、無地染 めしても、ちりめん部分とビロードの部分が濃淡に染まる織物です。ぜひ一度、「ちりめんビロード」 にも触れてみてください。
輪奈天鵞絨の製造工程
糸商 原糸(絹撚糸)
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糸染工場 撚糸柔軟加工
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整径工場 整 経
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経て継ぎ 経て継ぎ
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自工場 製 織
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仝 織り上がり検査
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仝 紋 切
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仝 水漬け乾燥
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仝 芯材抜き
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仝 原反検査
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精錬工場 精 錬
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自工場 白生地検査
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仝 白生地完成 → 白生地問屋 (今までの業務)
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染工場 染 色
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自工場 染職検査
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仝 製品完成
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縫製工場 商 品
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自工場 商品検査
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商品出荷 → 問屋 → 百貨店(小売店) → ユーザー
輪奈天鵞絨とベルベットの違い
輪奈天鵞絨 正絹(シルク100%)で織られている唯一の天鵞絨です 輪奈天鵞絨は輪奈と切りのより多彩な表現ができ軽くて11.5mで650g柄により 目方は変わりますが、軽くて・ソフトな織物です。 用途 和装コート・洋コート・婦人ブラックフォーマルスーツ 紳士コート・紳士ブレザー・その他小物いろいろ
ベルベット 優美であるが、素材はレイヨンパイルがほとんどである 輪奈が構成できない、正絹より重い・パイル長が長い 化合繊であるため、いろいろな加工が出来る、例えば オパール加工により、自由な柄を作り出せる、 価格が安い、広幅が出来る。
輪奈天鵞絨は逆に広幅織りにくい、正絹であるため、 価格が高い、貴婦人の最後の天鵞絨であります。
